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『のさりの島』コメント

「のさりの島」監督 ​山本起也様

「のさり」とは、熊本を始め南九州一帯に伝わる古い言葉。

いいこともそうでないことも、全て天からの授かりもの。自分に訪れた出来事には全て

意味がある、と世界を捉え直す言葉だと私は受け止めています。

熊本の天草に流れ着いたオレオレ詐欺の男が、孫を装い電話に出たおばあちゃんからお金を巻き上げようとしたところ、本当の孫にされてしまう。

そんな現代のお伽噺を通じて、世界が争い軋む今だからこそ、のさりの心を皆様に届けたいと思っております。

8月20日(土)13時から、映画『のさりの島』アオギリ映画祭りで上映です。

国東の皆様にのさりの風が届きますように!ぜひ会場でお会いしましょう。

『のさりの島』監督 山本起也

山本起也プロフィール写真/撮影クレジット高橋保世.jpg
​主催者 衣笠邦彦

この「のさりの島」を知ったのは、2021年湯布院で仕事をしているときにコミュニティラジオの「ゆふいんラヂオ局」を聞いていて。山本起也監督が別府ブルーバード劇場で上映する告知を聞いたからです。翌日、観に行き思ったのが「不思議感」でした。オレオレ詐欺がテーマだと聞いてたので犯罪ものかと勝手に思い込んでました。話が進むにつれて「受け入れる優しさ」に気づきました。登場人物のそれぞれの想いを考えるより、私はおばあさんの原さんに注目して見るようにして、おばあさんは知っていて受け入れたのか?騙されたのか?答えはラストで分かると思いますが…

​奥の深い映画です。山本起也監督の映画は初めて見ましたが過去作品も見たいなと思える作品です。

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